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今回は奴隷戦士マヤの総括になります。ちなみに上記画像には
クールデバイス 11 アイドル堕天使 理奈が描かれています。前回
SEEKの総括で使った画像に奴隷戦士マヤが描かれていたので、同じ画像をつかってもなあという考えからそうしました。
さて、記事を書こうと思って作者のこのどんと氏の名前でぐぐってみたところ、ご本人のホームページ(
WILD DUCKのホームページ)が引っかかりました。直近の更新を見たところ2013年1月1日とずいぶん新しいのに、古式ゆかしいhtml式のサイトになっています。コンテンツ自体は美しい絵がたくさん載っていてとてもいいのですが、この形式(なんとフレーム対応!)だとぱっと見だけで何年も更新されていないページだと勘違いされてしまうのではと老婆心をおぼえてしまいます。
ホームページが古式ゆかしいのとはあまり関係ありませんが、このどんと氏といえばベテランの鬼畜系作家ということになります。ちょっとぐぐっただけでもふたなり、四肢切断など人をえらぶ表現がてんこ盛り!ただし、絵柄に関しては顔つきが今風ではないものの、かなり安定していらっしゃいます。
長く漫画を描いている作家だと、手癖というか味が悪いほうに作用して、体のバランスがおかしくなったり、絵のアングルなどのバリエーションが減ってしまったりするものですが(悪口になってしまうので具体例が出しませんが、何人か思い浮かぶのではないでしょうか)、このどんと氏の絵はいまでも十分に綺麗といえるでしょう。
奴隷戦士マヤに関しては、アングラな作品であるのと有名な作品であるのが重なり、再販などの繰り返しでの出版社も一定しておらず、どこが初出なのかわかりにくくなっています。おそらく1989年のバナナコミックスのものが最初なのではと思われます。平成元年ということで、雑誌等への掲載は昭和のころということになります。
もはや遠くなってしまった昭和ながら、この作品は未完とはいえ中断してはいないようです。ぐぐったら2ちゃんねるの掲示板の「祝!再開、このどんと-奴隷戦士マヤ」というスレッドでファンが語り合っていました。ホームページを見ると一枚絵とかもありますし、更新履歴を見ても十分な活動をされているのでしょう。
アニメ版のほうは、原作者であるこのどんと氏はあまり満足していなかったようです。いまはご本人のホームページの当該部分が工事中らしく確認できませんが、今回の記事のためではなく数年レベルのかなり以前に個人的に氏のホームページを閲覧した際、不満が並べてあったのを見た記憶があります。
わたしはアニメ版をレンタルビデオで視聴して氏に興味を持った人間だったので、それを読んでちょっと残念に感じたような気がします。原作者には不満でしょうが、アニメ版もなかなか面白いですし使えますよ!
ともあれ、原作も最後まで進んでおらず、必然的にアニメのほうも終わっていません。大昔、ジャンプでドラゴンボールが連載されていたころ、アニメのドラゴンボールZは原作に追いついてしまい、苦肉の策として音楽や繰り返しで時間をかせぐ、というようなことをやっていましたが、この作品も量的に足りない原作(※当時の刊行状況がよくわからないのでこう書きましたが、少なくとも現時点では愛蔵版が作れるぐらいの分量があります)をカバーするためか、とくに後半部分をがっつりと引き伸ばしています。
したがって、未視聴の方に説明する場合は、アニメは作品としての完成度はあんまり高くないといわざるをえません。レビュー記事で紹介したとおり、見れば十分に楽しいシリーズなのは間違いないものの、月額いくらで大量に落とせるなかにあると光るレベルであって、元からのファンでもなければ単品で購入するほどのものではないと思います。
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