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臭作 第一章 おやぢの花園

臭作 第一章 おやぢの花園


<ストーリー>
加藤という偽名を使い、名門音楽学院の女子寮管理人の座に収まった伊頭臭作。入居している女子学生や女教師の秘密を盗撮し、脅しをかけ、次々と犯していきます。

そして、いよいよ学院理事長の孫である前島香織をも犯す時が来ました。臭作は香織の体を拘束して動けなくすると、すでに肉人形としている女教師・南綾香に浣腸をさせます。

太い注射器で大量の液体を腸に注ぎ込まれ、悲鳴をあげる香織。嗜虐の笑みを浮かべる臭作。しかし突然、バイオリン科1年生の高部絵里が現場に踏み込んで来ました。勘の鋭い絵里は、臭作の正体に気付き、野望を阻止するために現れたのでした。

形成を逆転され、舌打ちをする臭作。ところがその時、寮の廊下にある柱時計の針が逆に回転を始め…(ゼロアニメーションより)

<感想>
いきなりざくざく始まって、ファイルの順番を間違えたのかと思ってしまいましたが、そういうことではありませんでした。どうやら時間がループしているという演出のようで、本編が始まった後に高部絵里が「何か忘れているような気がする…」と時計を見ながら呟く、というようなシーンが存在します。

原作のゲームはタイムスケジュールがしっかりした作りらしく、さらに『ゲームであることを逆手にとった演出』がなされていることでも有名な作品なので、アニメの方もそれを踏襲したのでしょう。出だしからインパクトのある掴みとエロシーンの導入ということで、ストーリー上の面白さだけでなくエロ度にも貢献しているという優れたアイディアだと思います。

また、キャラクターがなかなかいいと思います。お嬢様、大人しい娘、不良、子供っぽい娘、寡黙で神秘的な娘、臭作を敵視する気の強い教師などなど、属性を挙げると類型的に見えますが、実際はなかなかキャラクターがよく作られていると思います。

例えば、お嬢様の前島香織などは、エロアニメによくありがちなSPに守られていて鶴の一声でなんでもやってのけるタイプのお嬢様ではなく、なんというか、かなり普通の人です。先生に怒られて反抗するけど結局逆らい切れなかったり、友達と対等に楽しく会話したり、アニメでこんなごく普通の高飛車お嬢様は見たことがありません。

そもそも、お嬢様たちが入居している寮も、かなりボロっちく、妙にリアリティがあります。

長編の初回であり、さらに変則的な構成も手伝って、お話の全体像は見えませんが、なかなか先が楽しみになる作品です。エロ度に関してはそれほどでもありませんが、むしろお話の面白さで超オススメとしておきましょう!



関連シリーズ
遺作
遺作~Respect~
臭作 Replay
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臭作 第二章 おやぢの美学

臭作 第二章 おやぢの美学


<ストーリー>
女子寮の二年生の南雲千秋や栗原朝美を脅して肉人形と化し、さらに女教師・南綾香を薬物を盛って監禁し、陵辱を加える主人公・臭作。その魔の手はとどまる事を知らず、三年生の近藤渚や水無月志保までもトイレの模様を盗撮され、辱められながら犯されてしまいます。

そんな中、一年生の高部絵里は何か夢のような不穏なイメージが脳裏に浮かび、戦慄しました。自分は何か大切な事を知っていて、しかしそれを忘れているのでは。そんな不可思議な焦燥感に駆られます。

一方、典型的なコギャルっぽい二年生・藤間萌子は、夜、交際中の恋人と逢瀬を楽しみ、盛り上がりから野外でセックスをしていたのですが…(ゼロアニメーションより)

<感想>
基本的にトイレでの排泄シーンを盗撮し、それをネタに脅迫するという内容の作品です。写真をばらまくと言って脅すのですが、それがなし崩しにレイプまでされてしまうような脅しネタか、というのは若干疑問が残ります。まあ、寮生たちは皆世間知らずのお嬢様らしいので、その辺りで納得するべきなのでしょう。

ただし、藤間萌子だけは成り上がりの娘らしいので、あるいは萌子への脅迫は苦労する、ということなのかもしれません。

お話に関しては、陵辱した女の子たちに互いを牽制させたり、あるいは友達を売らせたり、というような形で逆らえない形を作っていきます。このあたり、周到さを感じ、タイトルにあるとおり美学によるものなのかもしれません。兄である遺作と違い、暴力で屈服させるという感じではないです。

遺作との違いといえば、設定上おそらく臭作は嫌われているはずなのですが、少なくともアニメでは南綾香以外の人間に嫌われている形跡はありません。せいぜい前島香織が臭作の使ったコップを使わないらしいという話が出ているだけですが、そのぐらいなら単に潔癖な女の子という感じです。藤間萌子あたりはおじさんと呼んで親しんでいるらしいシーンも描かれていますし、水無月志保など深夜に部屋を訪れた臭作を全く疑ってもいません。

エロ度に関しては、描写自体は修正付きで、わりとソフトな方ですが、特に女体の表現が素晴らしい!女の子の体付きを見ているだけでエロエロな気分になる素敵な絵です。特に、眼鏡っ娘・水無月志保のグラマラスでナイスバディな肉体は実にわたし好みでした。

今回、ほんのわずかな登場ながら高部絵里の存在によりお話が引き締まっています。なかなか見応えのある作品で、普通に超オススメしていいと思います。



関連シリーズ
遺作
遺作~Respect~
臭作 Replay
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臭作 第三章 おやぢのプライド

臭作 第三章 おやぢのプライド

<ストーリー>
浴室にて、自らのメス犬とした少女たちに奉仕させる主人公・臭作。水無月志保の犯しながら指で近藤渚をも嬲り、さらに南雲千秋と栗原朝美にはその横でレズ行為をさせるなど、暴虐の限りをつくします。

続いての標的は藤間萌子と前島香織。すでに、脅しのネタは上がっていました。

一方、週末ということで帰省する学生が多い中、一年生の高部絵里は鋭い勘から寮に残ることを決断します。独自の感覚から調査を始めた絵里は臭作に…(ゼロアニメーションより)

<感想>
臭作シリーズの最終回になります。

今回、メインで犯される女の子は藤間萌子と前島香織なのですが、両者ともすでにセックス経験者であり、アナルの処女を奪う、という形での調教になります。

藤間萌子の脅されている反応など、さすがに成り上がりということで他のお嬢様方よりはリアルな感じがして、味わい深いものがありました。一方、前島香織に関しては、少々面白味に欠けるようにも思えます。せっかくの高慢潔癖お嬢様キャラが、あまり生きていません。

エロシーンに関しては、相変わらず女性キャラクターの肉体の表現は見事ですが、どうも反応が今ひとつ面白くありませんでした。むしろ、臭作の美学溢れるセリフ回しの方が楽しく、そちらが魅力の作品と言ってしまいたいところがあります。作品の面白さはありますが、エロアニメとしてはどうかな、というところです。

女の子が犯されている最中に、恋人から電話がかかってきて、突きこまれながらも受け答えをする、という強烈なシチュエーションもありますが、残念なことに思ったほどの効果をあげていません。

ただし、出だし数分間の、風呂場でのエロシーンはかなり迫力があり、さすがと思わせるものがありました。

お話に関しては、一応きちんと終わっているものの、ラストシーンがややぶつ切りな感じです。正式なDVDを見ていないのでなんとも言えませんが、この終わり方は微妙に中途半端に思えるかもしれません。

全体として、そこそこレベルの作品でしょう。見る価値はありますが、シリーズのほかの作品と比較するとやや見劣りします。



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