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KISSより… 第一章~SUMMER~

KISSより… 第一章~SUMMER~・ゼロアニメーション


<ストーリー>
主人公・袋井雅人は元小説家志望の高校生。ホテルから出てきた若い男女を見てそのセックスの模様を脳内で再現してしまうほどの妄想癖の持ち主。夏休みを利用して、友人の岡と海辺のファミレスでバイトをすることになりました。

積極的な岡がバイト先のかわいい女の子・杉田智恵理と仲良くなっていく中、想像力が盛んなだけで積極性のない雅人は、あれこれ悩むだけ。ところが、海辺で偶然、中学校のころ好きだった初恋の人である麻丘千尋と再会します。

千尋は、市会議員の息子でスポーツ万能のエリートである従兄弟のところに泊まりに来ていたのでした。まるで二人は恋人同士のように見え、雅人は気後れを感じます。

それでも想いをあきらめきれない雅人は、ついに意を決して、千尋と二人きりで会うことに成功しました。ところが、ふとしたことがきっかけで気まずい雰囲気になってしまいます。

ちょうどその帰り道、岡と智恵理の青姦を偶然目撃してしまった雅人は打ちひしがれてしまいます。

数日後、ようやく元気を出した雅人の前に、千尋の従兄弟が現れ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ストーリー展開がなかなかよく、ストーリー重視派は必見です。途中までの鬱な感じも、このオチなら納得です。

難をいうなら前半までセックスシーンが主人公の妄想しかない(笑)ということでしょうか。第一章ということで、続きが楽しみになります。
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KISSより… 第二章~AUTUMN~

KISSより… 第二章~AUTUMN~・ゼロアニメーション


<ストーリー>
KISSより第一章で結ばれた主人公と恋人は、秋が深まりゆく中、遠距離恋愛をしていました。

そんなある日、電車の中で主人公を痴漢と間違えた少女が、罪滅ぼしに一緒に東京でデートすることを主人公に提案します。主人公は、断ることもできずに承諾してしまいました。ところがその後、今度は恋人から連絡があり、少女と会う次の日に東京で逢う約束をしてしまいます。主人公はこのとき、日程的にキツイ以上のことを考えていませんでした。

主人公は少女と東京で一頻り遊びまわった後、帰りの電車の時刻が近くなったころに、少女の頼みで、ある男を尾行します。実は、この男は少女の離婚した父親でした。結局この尾行をしたために電車には間に合わず…(ゼロアニメーションより)

<感想>
かなりの鬱展開です。セックスシーンや恋人のオナニーシーンなど、エロ関係の内容も十分なのですが、本編が切なすぎてそんな気分になれませんでした。

主人公は恋人に、本当に愛されています。エロアニメなので、遠距離恋愛での恋人の愛情は、主人公の動きを思い出し、ひとり愛を告白しながらするオナニーで表現されていますが、それ以外の普通のドラマシーンでも十分効果的に描かれています。

それなのに、主人公は知り合ったばかりの少女と関係を持ってしまいます。そして、そのせいで最悪な展開へと物語は進んでいきます。不幸な行き違いとも言えますが、原因のほとんどが主人公のいい加減さと自分勝手さによるものなので、わたしは怒りすら覚えてしまいました。

主人公と一夜の契りを結んだ少女は、浮気性で家庭を壊した父親を憎みながらも愛しています。主人公は、一応お話的に根が真面目ということになっているようですが、恋人がいるのに少女とセックスしてしまうなど、少女の父親と微妙に印象が重なります。わたしは、自分勝手な主人公の煩悶より、少女の方に感情移入してしまいました。
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KISSより… 第三章~WINTER HEAT~

KISSより… 第三章~WINTER HEAT~・ゼロアニメーション


<ストーリー>
遠距離恋愛先の恋人が知らない男とキスをしているところを目撃してしまった主人公は、自分が他の女と数時間前にセックスしていたのも棚に上げて激怒し、一方的に恋人と別れてしまいます。

そんな秋の寒い日、主人公は海岸で飼い犬を探す少女と出会います。飼い犬を探すのを手伝っているうちに海水で濡れてしまったので、とりあえず近くにあった主人公の家でシャワーを浴び、服を乾かすことになりました。

少女は本が好きで、小説家志望の主人公と意気投合し、やがて付き合うようになります。一方、以前遠距離恋愛していたかつてのヒロインは…(ゼロアニメーションより)

<感想>
わたしはこの主人公は嫌いですし、お話の流れも好きではありません。ただし、作品のレベルの話ではなく、あくまで嗜好の問題です。完成度でいうなら、絵の美しさもあわせて相当にハイレベルな作品といえると思います。

また、主人公は子供のように思えた少女を、自分の手で、いろんな意味で大人に変えていきます。精神的な成長(わたしにはこの少女の選択は納得いきませんが)はもちろん、内気で、キスを求めるときもおずおずとしていた少女が主人公と青姦をしてしまうまでなります。この少女、高校生である主人公から見て子供のように見えるそうですから、まさか中学生…。いや、子供っぽく見えるだけでしょう。

エロ度に関しては、主人公がやりまくりなので、非常に高いといえるでしょう。この主人公はフェラチオが好きらしく、恋人に精液を飲ませたりします。また、セックス経験3人目ということで、相当にセックステクニックがあがってるようです。小説家志望なのだから、セックスのテクニックじゃなくて小説のテクニックをあげればいいものを。
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エンドレスセレナーデ

エンドレスセレナーデ・ゼロアニメーション


<ストーリー>
コンビニエンスストアさつき。観音皐(さつき)が婚約者御影亮一と二人で始めるはずだったコンビニです。しかし、交通事故が皐から亮一を奪いました。

そして一年が経ちました。皐は二人の夢であった計画を白紙にすることはせず、店をなんとか立ち上げ、順調に営業させていました。といっても、皐には残念ながら実務能力がないので、実質的な店長の役割は亮一の弟、大学生の御影悠二の力を借りています。

悠二は、この一年、皐を見つめていました。婚約者である自分の兄を失い、それでもめげず、健気に懸命に働いてきた皐。兄の婚約者への憧れの気持ちは、やがて愛へと変わり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
素晴らしい作品です!非常に面白く、感動しました!超オススメです!

まず、絵が素晴らしいです。丁寧で自己主張をしない背景。そして、微妙な気持ちが十分に伝わる人物。例えば、このシーンを切り取っておいておきたいというような美麗さはありませんが、ストーリーを楽しむ上で一切負担にならないさりげない美しさが光ります。

また、ストーリーに関してもとても美しいです。30分ほどの短編として申し分ない、短いながらも味のあるラブストーリーで、しかも伏線の解消もうまくいっており、説得力も十分です!

いくつか、よく考えると不自然なシーンや、なぜかちんちんの色が真っ赤(まるで鬱血したみたい・汗)に塗られているなど、これはどうかというところもないではありませんが、レビューを書くために目を皿のようにして見ているのでもなければ気にならないでしょう。30分の間にちゃんとサービスカットも入れてこれなら、見終わったあとの満足感も十分です。ショートストーリーのお手本にしたいぐらいのよく出来た作品です。

なお、エロ度に関しては、セックスシーンをきちんと描いたラブストーリー、ぐらいのものです。芸術的な映画でヌードやセックスのシーンが出てきても、あまりそれで抜こうと考えたりしないのと同じで、実用性があるかどうかは微妙なところだと思います。
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同窓会 Again 小早川瑞穂編

同窓会 Again 小早川瑞穂編・ゼロアニメーション


<ストーリー>
中学の頃、同じテニス部員だった仲間たちが、成人式を迎えるのをきっかけに開いた同窓会。卒業後もそれなりに交流があり、久しぶりに会うというほどでもありませんが、それでも全員一同に会する機会はそうないので、おのおの楽しく盛り上がります。

そんな中、遅れて来た小早川瑞穂は、本人にはその自覚がないもののデニス部のマドンナ。お姫様のような美しさで、場に花を添えます。

同窓会で盛り上がった面々は、全員でスキーを楽しむため瑞穂の実家のペンションに泊まることになります。はじめは楽しくのんきに遊んでいたのですが、瑞穂の母親が過労で倒れてしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
どうも作りが甘い作品という印象です。ちょっと説明不足で設定や展開にツッコミどころが多すぎます。

例えば、運動部の関連での同窓会なのになぜか瑞穂は体が弱く、みんなから労われながら生きてきた、という設定になっています。もちろん運動部にはマネージャーというのもありますから、おかしな設定とまでは言えませんが、事前に説明がありません。瑞穂が体が弱かったという設定も後半にセリフでいきなり出てくるため、「あれ?この人、運動部じゃ?」と一瞬戸惑ってしまいました。この設定が後々重大な意味を持つのに、これではあんまりです。

また、瑞穂は中学の頃に通っていた学校と同じ街の大学に通っているらしいのに、実家がなぜか田舎にあるというのもよくわかりません。世の中、いろんな人生がありますから、それではいけないとは言いませんが、少なくとも自然な流れで理解しやすい設定ではありません。何の説明もなくこんな複雑な(もしくは何にも考えてない適当な)設定を作られても、見る側は引っかかって困るだけです。

さらに演出が少々あざとく、わざとらしいです。ごく普通の世界観で「~でしゅ」のような変なしゃべり方をするキャラクターがでてくるのもどうかと思いますが、それよりも酷いのは主要キャラクターのセリフが芝居がかりすぎているのと、重要な設定や心の微妙な動きのほとんどを長いセリフで表現している点です。この作品はゲームが原作なので、もしかしたら情報量が多すぎたのかもしれませんが、ともかく、この作品しか見ていない人間からすると、演出が失敗したとしか言いようがありません。

一箇所、電車の窓ガラスに雫がついていて、窓に映りこんだ人物が泣いているように見えるシーンがあり、非常に良い効果をあげていました。こういうさりげない演出をメインにしたら素晴らしい作品になったと思うのに、非常に残念です。

絵に関しては概ね美しいですが、所々遠近法がおかしかったり人体のバランスが悪かったりするところがあります。全体が良い分目立つという意味で、惜しいところだと思います。

エロ度に関しては無修正ではあるものの、ストーリー重視の流れなため、それほど高くありません。一箇所、尺の長い愛のあるセックスシーンがあり、そのシーンに関しては実用性があります。ただし、処女のセックスで破瓜の血を流しており、血が苦手な方はご注意ください。

全体としては惜しさが目立つ作品で、見る価値がないとは言いませんが、出来が良いとも言えない、というところだと思います。
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同窓会 Again 若林鮎編

同窓会 Again 若林鮎編・ゼロアニメーション


<ストーリー>
成人の記念を兼ねた、中学のテニス部員仲間での同窓会。もともと仲が良く、卒業後も交流があったメンバー同士ですが、改めて一同に会する機会はあまりないので、楽しく盛り上がります。

そんな中、若林鮎は窓ガラスに自分の姿を映し、身だしなみを整えていました。繁盛している魚屋の娘で、元気いっぱいの接客で鳴らす鮎は、着慣れないドレスが似合っているか心配な様子。そこに、隣に住む幼馴染みの久保達也が茶々を入れ、腹を立てた鮎は達也の頬をつねりまくります。

と、そんな様子はどうみても好き同士がじゃれあっているようにしか見えないため、メンバーに「新婚」とからかわれてしまいます。あわてて否定する二人でしたが、声が同時でものすごく息がぴったりなところを露呈してしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
同窓会 Againシリーズの2作目に当たります。ただし、前作同窓会 Again 小早川瑞穂編の続編ではありません。ゲームが原作ということで、シナリオ分岐している様子。パラレルワールドだと理解した方がいいです。おそらく、前作でお話が動き出すきっかけになった「小早川瑞穂の母親が過労で倒れる」というイベントが起こっていない世界なのでしょう。

前作はあまり作りがよくなかったように感じましたが、今作は十分に良い出来です。恋人未満の幼馴染みとの間に入り込んできた魅力的な第三者、という、とても分かりやすい題材を無理なく描いています。いささか唐突に過去設定が出てきますが、流れがスムーズなのでひっかかりません。キャラクターを上手に描いているので、この人たちならそういうこともあったんだろうな、と思えます。

エロ度に関してはかなり高く、尺の長いエロシーンがあります。初めてのセックスであるだろうにかなり気合が入っているらしく、フェラチオのとき、精液を飲むシーンが描かれています。

傑作、超オススメ、というには少し足りず、絵や声優さんの演技に多少違和感はあるのは残念ですが、全体としてはかなり出来のいい作品で、見る価値は十分だと思います。個人的には、いなせな魚屋である鮎の家のお風呂が檜風呂でとても豪勢だったのがこだわりを感じて良かったです。
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PureMail -ピュアメール- 第一話 「Twisted mind」

PureMail -ピュアメール- 第一話 「Twisted mind」


<ストーリー>
心を苛む悪夢は、過去の忌まわしい記憶。本来幼い自分を守るべき存在が振るう暴力は、主人公・緒方圭の心に深い傷を残し、そのために周りの誰にも心を開いて接することができなくなってしまいました。

そんな圭が唯一心を開くことができるのは、夜な夜な入室するチャットルームでの友人「EVE」。圭は「A.W」というハンドルを名乗り、顔も見えない相手との会話を楽しみます。EVEもまた圭のことを信頼しているらしく、日常の出来事や思ったことをかなり深いところまで語るようになりました。

発端は、ほんの些細な疑念でした。EVEのチャットルームでの発言と、とてもよく似た出来事が圭のクラスで起こっていたのです。それは、偶然か、それとも。圭は思い切って、EVEに顔写真を見せて欲しい、と持ちかけます。

申し出を快諾したEVEが送ってきた画像に写っていたのは圭のクラスメート、奈川碧で…(ゼロアニメーションより)

<感想>
孤独な少年がチャットで知り合った仲間を通して交友関係を広げていく感動的なお話、かと思ったら一転して後半凶悪な展開になる作品です。といっても、突然お話の方向性が変わるというわけではなく、最初からどうも嫌な展開になりそうな予感がひしひしと感じられ、なかなか鬱展開としてはよく出来ています。

ゲーム原作の作品ということでキャラクターも多く、関係や設定もなかなか複雑なのですが、上手に描写されています。もっとも、原作ファンへのサービスか、本筋と関係ないキャラクターの描写にも時間が割かれているため、その辺りは純粋にお話を楽しむ上では無駄かもしれません。

絵に関しては十分に美しく丁寧で、エロ度にも貢献しています。作品のレベルは高く、見応えはありますが、後半にレイプシーンがあるなど精神有害な面がありますので閲覧注意としておきます。
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PureMail -ピュアメール- 第二話 「Revert to mine」

PureMail -ピュアメール- 第二話 「Revert to mine」


<ストーリー>
夏祭りの夜。主人公・緒方圭は父親の虐待によるPTSDの影響、さらに先輩の真東悠美に恐喝され、性奴隷のようにされているなどの悩みによって、発作的に澤永美紀をレイプしてしまいました。

しかし、事が終わり、頭を冷やした圭は、自身の行為に激しい自己嫌悪を感じました。もとより圭は虐待の記憶を強姦の言い訳に使うほど人間が腐ってはいないため、美紀に謝罪し、警察に突き出すなりなんなりして欲しい、と告げます。

圭にレイプされたことに深いショックを受けていた美紀でしたが、もともと圭を愛していたこともあり、条件付きで圭の行為を許すことを決心しました。その条件とは、親友の奈川碧を…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前回PureMail -ピュアメール- 第一話 「Twisted mind」が主人公暴走によるレイプ、という凄まじい終わり方であったので、一体どのように決着をつけるのか、とやきもきさせられましたが、意外にも感動的な終わり方をしました!お話の面白さで超オススメです!

主人公が孤独なくせにモテモテ、告白即キス即エッチといういかにもエロゲな展開ながら、そういういかにもな部分を除けば登場人物の心情など、なかなか説得力があります。大きなストーリーがありつつ、いくつかの小エピソードが連なるという構成なのですが、とても上手に描写されています。

エロ度に関しては、いささか変則的かつ強制的なセックスがメインだった前回に比べると、ノーマルなセックスシーンで、安心して見ていられます。女の子の体つきも瑞々しい感じで好感が持て、陰毛も丁寧に描きこまれており、わたし好みです。

なお、冒頭と開始9分程度のあたりで、動画に乱れがあるようですのでご注意ください。ちょうどはじまりと場面転換のあたりで見る分にはあまり気にならないので、問題はないと思いますが。



※PTSD…心的外傷後ストレス障害。記事を書く前に原作ゲームについて調べたところ、ウィキペディアに主人公が心的外傷後ストレス障害に陥っているとあったので引用しました。
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テラストーリー 1  ~告白~

テラストーリー ~告白~

<ストーリー>
主人公・ケイスケは五月学園に通うごく普通の気のいい少年。騒がしくも世話好きな幼なじみ・理奈とともに電車に揺られて学校に通っています。ときどき、なぜか無言電話がかかってきたりもしますが、とりあえず平和に日々を過ごしていました。

そんなある日、ケイスケは電車でとても美しい少女を目にしました。あれは、おそらく聖・神無月学園の女子生徒。ケイスケはその少女に恋をし、いつしか宝物のように大切だとすら思えるほどの気持ちを育みます。

さて、恋人いない暦一年ばかりを数え、そろそろ新しい彼女が欲しい頃合。ぜひ、あのひとに恋人になって欲しい。そう考えたケイスケでしたが、接点がまるでありません。そこで、こういうことに詳しい友人のトモヤに相談してみたのですが、なんとトモヤのたくさんいるカノジョのひとりが神無月学園の女子生徒だというのです。

これはチャンスとばかり、ケイスケはトモヤに、くだんの女子生徒の名前などの情報を収集することを依頼しました。もちろん、無料というわけにもいかないので、トモヤのデート代を支払うということで合意に達します。

と、そんなわけでアルバイトに精を出していたケイスケでしたが…(ゼロアニメーションより)

<感想>
非常に甘酸っぱく、照れくさい作品です。ラブコメの類になると思われるのですが、コメディというよりはドラマ寄りで、真面目な感じのお話になります。

絵に関しては極めて美しく、実に丁寧です。顔がやや個性的ですが、これは特長として褒めるべきところでしょう。基本的にはリアル志向の絵で、萌え絵が好きな方には違和感があるかもしれませんが、これはこれでとてもいい絵だと思います。また、絵が上手いために女体の表現にも迫力があり、エロ度にも貢献しています。

そして肝心のエロ度に関しては、内容が真面目っぽいわりにセックスシーンのボリュームもきちんととってあるため、実用性はそこそこあるでしょう。なにぶん真面目な作品と但し書きがつくような内容であるため、そういう考えで見づらいのが難点と言えるかもしれません。シチュエーションというか、セックスをする場所選びに関してはなかなかがんばっていると思います。

なお、この作品においては主人公のセックスシーンがありません。そのあたりで、ひとによって好みが分かれる可能性があります。つまり、主人公ががんばって恋愛成就に向け邁進する一方でヤリチンがセックスしまくっている、というような感じの展開になるからです。さらにある状況から、べつにそういう内容ではないのにも関わらず、そこはかとなく寝取られのような雰囲気が醸し出されています。

さて、面白いか面白くないかでいうと、わたしはちょっと微妙だと感じました。いくつか不満を述べさせていただくなら、まずはラブコメにありがちなすれ違いが少々鼻につく点です。波風が立つのは仕方ないにせよ、大切な分岐点において主人公が最悪の行動(しかもほとんど偶然や他人の暴走の結果によって)をとってしまうために問題が発生するのはあんまりです。

それと、ヒロインについても、デザインは美麗ながらちょっと性格に難があるかもしれません。幼なじみの理奈は今風にいうとツンデレで、思い込みが強すぎ、主人公のためとはいえ勝手に暴走した挙句少々理不尽なことで主人公を責めたりします。また、五月学園の女子学生である美々は行動に一貫性が感じられず、主人公の思い人である美砂は宝物と表現されるだけあって遠い存在であり、感情移入するほどの絡みが存在しません。

この作品はエロゲー原作であり、原作を知っている方ならヒロインを理解できたのかもしれませんが、たった30分未満であるこの作品単体だとそこまで魅力的だと言えないが残念なところです。

ふと考えたのですが、もしなにかわたしが知ってる作品の二次創作でこれと同じ筋の話をやったとしたら、かなり面白いと感じたのかもしれません。つまり、キャラクターに愛着がないと楽しさが半減してしまうタイプの物語だったのだと思います。

なんにせよ、アニメとしては極めて高いクォリティの作品なので、見て損ということはないでしょう。



※無言電話…作中に無言電話のシーンは存在しません。重要な場面で後出しのようにセリフ出てくるので、前提条件というか設定として知っておいていいと判断しました。おそらく、原作にこのような展開があるのでしょう。このあたりを見ても、この作品は原作を知っているひと向けなのだと思います。
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テラストーリー 2 ~僕の天使~

テラストーリー 2 ~僕の天使~


<ストーリー>
ほんの些細な偶然から、幼なじみ・理奈と抱き合うようにして転んでしまった主人公・ケイスケ。間の悪いことに、その現場を憧れのあのひと・一条美砂に見られてしまいました。

転んだ拍子に足を骨折してしまったケイスケは病院に運び込まれます。そこに務める女性看護師の樹理は、ケイスケに見覚えがありました。一ヶ月ほどまえ、事故で急患があったのですが、ちょうど友人の見舞いに来ていたケイスケが、その患者の輸血に協力していたのでした。

心優しい少年。そんなふうに考え、ケイスケに好感を持っていた樹理でしたが、ふとケイスケがちょっとしたトラブル―どうやら好きなひとに誤解されてしまったらしい―を抱えていることを知ります。

自身もある悩みを抱えていた樹理は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前回テラストーリー ~告白~の感想で、『キャラクターに愛着がないと楽しさが半減してしまうタイプの物語』というふうに書きましたが、さすがに第二話ということでだんだんとキャラに対する愛着もわいてきます。今回は登場人物の行動原理も整理されており、物語の面白さがダイレクトに伝わってきました。

とりわけ今回は前回で波風を立てた分を解決するという内容であり、物語にもきちんとしたカタルシス、収束感とでもいうべきものが感じられます。甘いシーンにはニヤニヤでき、さらに意外な人物の意外な設定も明かされ、伏線の回収、絵になる場面もきっちりと作り上げられ、かなり感動することができました。お話の面白さだけで超オススメできます。

さて、上記ストーリー紹介では樹理をメインとした書き方をしましたが、実際は普通に主人公をメイン、美砂をゆるぎないヒロインとして物語が展開されます。なぜこんな書き方をしたのかというと、実は今回のエロシーン担当が樹理であるからです。そして、ヒロインたる美砂とはセックスシーンがありません。お話の展開としては極めて自然であり、むしろ当然のことなのですが、エロアニメとしては若干惜しかったもしれません。いや、実際にやられると蛇足極まりないので、ストーリー重視の方には萎えるかもしれませんが。

そして肝心のエロ度ですが、シチュエーションが素晴らしい!みんなが大好きな『病院で寝ていたら夜な夜な看護師さんがエッチなサービスをしてくれた』という展開。もちろんどこぞのコピベのような実は男だった、みたいなことはありません。実用性に関しては、ストーリーメインの作品にしてはボリューム・描写ともがんばっているほうで、見応えも十分だと思います。

全体として、感動できる良作です。前回はそこまで面白いと思わなかったのですが、このラストなら通しで納得できます。面白いので、ぜひ前回もあわせて見てみてください!



※お話の展開…かつてのラブコメの金字塔『めぞん一刻』において、主人公・五代くんが旅行し、そこで知り合った女性と一晩の関係を結ぶことで童貞を卒業し、しかるのち響子さんと結ばれるという展開が構想されたそうです。実際にはそんな展開にはならず、五代くんは響子さんと結ばれる20代後半まで、作中描写としては童貞を貫いていました。ソース不明なので事実とは限りませんが、もし実際にそうだったのなら、純愛ラブコメで、主人公がヒロイン以外と行きずりの関係を結ぶというのが馴染まず、嫌がる読者層も考慮したのでしょう。しかしフィクションとはいえ、やはりこれはどうかと思わないでもありません。いろいろと不自然で、病的な感じがします。世の中いろんなひとがいますし、そのことが悪いとは言えませんが…。
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flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 第1章 夏の星座

flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 第1章 夏の星座

<ストーリー>
東京から、幼いころに過ごした村に戻ってきた主人公・松井裕作。彼は医者の卵です。これから研修のため、『森の診療所』という村の病院で働くことなっています。

森の診療所を経営する森野大熊・通称熊先生は裕作の親戚で、その娘である森野大気は裕作を『ゆうにい』と呼んで歓迎してくれました。裕作と大気は歳も近く、従兄妹同士というよりは幼なじみ、もしくは実の兄妹にも近い関係だったのです。

診療所には脚が悪いながらも可愛らしい南田白風(しろっぷ)や、神秘的な雰囲気の神楽琴羽などの入院患者たち、あるいは大人びた雰囲気の看護師・朝比奈めぐみなど、美しい女性が多くいます。

しかし、裕作が働きはじめてすぐに…(ゼロアニメーションより)

<感想>
絵などは極めて美しく、また女性キャラクターのデザインも可愛らしいのに、わたしは思わず『これはひどい』と口にだしてしまいました。

とりあえず、さきによいところだけでもあげておこうかと思います。まず、風景の美しい田舎の診療所で、体や心に傷を負った女の子たちが、医者の卵である主人公との心の交流を通して癒されていくというコンセプト。これは、実に素晴らしいと思います。その設定を聞いただけで、なにか胸にいいようのない感慨が浮かんできます。実際、この作品も途中までは成功していたように思います。

また、絵が美しいのも相まって、エロシーンもかなりよいできです。とくにふたり目、虹掛美雨(にじかけみあま)に関しては、なかなか描写にも気合が入っていてよかったと思います。

しかし、エロと雰囲気はよかったのに、お話がひどすぎます。

ネタバレになるので書けないのですが、あるキャラクターの病気と、それに対する解決があまりにもあまりな展開になります。この病気は実在するものなのに、こんなカウンセリングはさすがにありえません。わたしは思わず久しぶりにキレてしまい、製作者さんたちといっしょに屋上に行きたくなってしまいました。

エロゲー原作ですし、人気キャラクターが多いのなら、ある程度は描写がすっ飛ばされざるをえないのも仕方ないとは思います。しかし、それにしたところで、ほかにやりようはなかったのでしょうか。せっかくのいい雰囲気と可愛らしいキャラクターだったのに、非常に惜しいです。

なお、エロはいいと書きましたが、行為中のセリフにセンスがあまり感じられないため、微妙に萎えるかもしれません。全体としては、残念ながら見る価値あまりなしとしたいと思います。



※あまりにもあまりな展開…恋空というケータイ小説に、大病を患って死をまつばかりの人間が、なぜか無菌室でキスをしたり野外セックスをしたりという描写があるらしいのですが、この作品の展開も、死がからむほど深刻ではないにせよ、そちら系のトンデモなさです。わたしはそういうのを見ると腹が立ってしまうので、楽しませんでした。逆に、あまりのアホらしさに笑ってしまうかたもおられるでしょうし、そういうかたなら楽しめるかもしれません。
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flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 第2章 線香花火

flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 第2章 線香花火

<ストーリー>
虹掛美雨とむすばれた主人公・松井裕作。しかし、その運命は酷薄なものでした。交際をはじめてから時間もたっていないというのに、おりからの病は美雨を蝕みつづけ、ついに命をも奪ってしまったのです。

裕作と美雨は、まだ周囲に交際したことすら話していませんでした。

一方、ふたりが男女の関係になっていたことをしらない森野大気は、しかし美雨の死に裕作が強い衝撃をうけていることを理解し、自身までふさぎこみそうになってしまいます。

そんなある日、裕作は、看護師長の朝比奈めぐみがなにか悩みをかかえているらしいことに気がつきました。めぐみには、婚約者がいるのですが…(ゼロアニメーションより)

<感想>
前作flutter of birds ~鳥達の羽ばたき~ 第1章 夏の星座のヒロイン・虹掛美雨が、冒頭でいきなり天に召されてしまうという衝撃的な展開を見せています。モノクロで登場人物のセリフがまったくない演出、直後に鳥が空へと舞いあがっていくというメタファーなど、かなり美しい表現で、おどろかされました。

しかし、全体としては微妙な作品です。

前作をみたときも感じたのですが、どうも配慮が足りないような気がするのです。たとえば、美雨が死んだあと、時系列から見ておそらく最初の墓参りの帰り道で、大気が裕作に『つきあっている女はいるか』という内容の質問をします。恋人が死んだばかりの男にありえない質問であり、悪い意味でおどろいてしまいました。

もちろん、この質問がなければ話がすすまないのはわかりますし、大気がふたりの関係をどのていど把握していたかについての描写はあいまいなので、がんばって好意的に解釈すればお話のすじがとおっていないとまではいえません。しかし、どうにも空気が読めていないような感じがして微妙な気分になります。

また中盤、朝比奈めぐみと裕作がセックスすることになるのですが、これもちょっとみょうな感じなのです。めぐみはいわゆるおおらかなお姉さんタイプで、こういう人物が主人公と簡単にセックスするのはかまわないのですが、直前の描写とかみあっていない感じがするのです。

めぐみはある悩みをかかえており、それをふっきるために裕作とセックスをします。しかし、とてもつらそうな顔で、深刻に悩んでいためぐみが、いざセックスをはじめると『我慢できないの』と口走り、みずから裕作のちんぽを手にとっておまんこに導きいれと、あきらかに自分から楽しんでいます。

いやもちろん、実際に悩みごとがあるときにセックスするとなれば、いやなことをわすれてしまおうとばかり、ケダモノのようになってしまうのも、むべなるかなという感じですが、悩みの告白のあと数分のあいだにこんなふうになってしまうと、見ているこちらとしては、非常にとまどってしまいます。

と、あまりよくない点ばかりをあげてしまいましたが、絵は美しく、また今回は声優さんが総じて気合のはいったすばらしい演技をしてくれているため、エロ度・実用性はかなり高いです。ストーリーを見せるタイプの作品としてはすこし穴がおおいものの、エロアニメとしては中の上レベルの作品でしょう。見応えのある演出やちょっとしたミスリードも決まっており、見る価値自体はあると思えました。



※病人…この作品には死にそうな病人とのセックスシーンが存在します。セックス描写自体はかなり秀逸でしたが、そもそもあきらかにトンデモない展開であり、不快になるひともおられると思いますので、ご注意ください。
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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1

<ストーリー>
主人公・折原浩平は死別などで家族がおらず、叔母の家に引き取られているという天涯孤独の高校二年生男子。しかし、幼馴染みの長森瑞佳や、転校生ながら悪友のようになっている七瀬留美といった女の子たちと、わりと楽しく生活をしています。

そんなある日、視覚障害者の先輩・川名みさきと仲良くなった浩平は、彼女とより親密になるため、クリスマスを自分の友人たちといっしょにすごすことを提案します。

ところが、みさきは約束があると断ってしまい…(ゼロアニメーションより)

<感想>
シリアスなラブストーリーとみせかけて、おどろくべき展開を見せる作品です。

まず、主題歌で七瀬留美(転校生)と激突しパンチラをだしたり、直後に冒頭で幼馴染みが起こしくるなど、ありがちなエロゲー展開が続きます。このあたりで、主人公がごく普通のエロゲ主人公だと思わせ、きっと仲よくなった女の子と次々やりまくっていくんだろうなあと予想させます。

そして実際、視覚障害者の先輩と仲よくなりセックスにまでいたります。

このあたりは、いちおう作中でそれなりの時間がたっているのだろうということはわかっていても、ちょっと脚を開くのが早すぎではとか、いろいろ考えないでもありません。まあ、エロアニメなのでいいかと思い、油断していたところで、衝撃的なことが起こります。

有名な作品であるため、わたしは残念ながら、事前にネタを知ってしまったため驚きが半減してしまっていましたが、それでも「おおっ」と呻いてしまいました。これはなかなか面白い!

なにぶん長編ストーリーの出だしなので、最後まで面白いかは断言できませんが、絵のクォリティの高さや劇作り・雰囲気構築のうまさを考えると(セックスまでの早さはエロアニメということを考えればしかたないでしょう)先が楽しみになります。

さて、肝心のエロ度ですが、こちらはストーリーの面白さとちがい、すこし残念です。なにしろヒロインは処女っぽく、反応が薄いです。また絵に関しては、体を見せるためにか無茶なアングルで描いているため、ちょっと奇妙な構図になってしまっています。むしろ、エロはいらないぐらいの勢いかもしれません。



※川名みさき…視覚障害者。この設定にどれほどの意味があるのかよくわかりません。最後まで見たらわかるのかもしれませんが、すくなくともこの段階では活きていないとしかいいようがありません。彼女の性格を形成するだけなら、目が見えない以外の理由でも問題ないからです。また、三十分たらずのアニメの一話で表現するには、キャラクター設定が複雑すぎるところもあります。この作品はエロゲー原作のようなので、しかたなのでしょうが。



※ファイル…ゼロアニメーションにおけるこのファイルは、エピソード1・2・3をすべてあわせたものになっています。いちおう、このブログはゼロアニメーションの作品をレビューする体裁になっているので、分割して書くことはしたくなかったのですが、さすがにこの規模の長編作品をいっぺんにやるのは乱暴すぎる気がするので、切りのいいところで一話とすることにしました。DVD等はもっていないので、正式な区切りはわかりません。ごめんなさい。なお、上記感想で衝撃的なところとしておいた部分は、見ればすぐにわかるかと思います。
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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE2

<ストーリー>
川名みさきとの別離を経験した主人公・折原浩平。しかし、彼は孤独な人間ではありません。幼なじみや友人たちとのふれあいのなかで、その傷を癒していきます。

時は流れ、春。新学期をむかえた浩平には、気になる少女がいました。里村茜。美少女ですが、浩平が惹かれたのはその点ではなく、なぜか彼女が、雨のなか、たった一人でだれかを待っている姿を見かけたからでした。

そのあまりにもさびしく悲しいたたずまいに、浩平はほうっておけない気持ちになり…(ゼロアニメーションより)

<感想>
今回のヒロインはONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE1にも伏線のような感じで登場した少女・里村茜です。

病的に無口で、他人に心を開かない感じの女の子に、主人公が踏み込んでいくという内容で、たった三十分たらず、しかもエロが必要な作品にしては、なかなか説得力のある展開でした。

たとえば、主人公が強引に茜に近づいていき、親密になっていくところとか、はじめて名前で呼ぶようになるあたりは、展開のうまさもあって、見ごたえがあります。作中おこっている超常現象を抜きにしても、ラブストーリーとして、ふつうに秀逸な作品だと思います。

それでいて、のちに続く伏線のような描写もあり、またラストも、予想されたとはいえ痛みに満ちた展開になります。三作がひとつになったファイルであるとはいえ、この部分だけでも見たとしてもまったく損はないと思います。

さて、肝心のエロ度ですが、かなり高いと思います。瞳がキラキラした感じのデザインであるにもかかわらず、裸になると体つきはかなりエロく、また性器の描きこみも丁寧で、ちょっとグロく感じるほどです。また、体位なども工夫しており、セックスをきちんと描いています。

実用性に関しては、この顔と体のギャップをどう感じるかだと思いますが、すくなくともクォリティは高いと思います。

それにしても、二回連続でバッドな展開になってきたわけですが、次回が気になります。ただ、まだ超常現象が起こっていることはわかっても、どんな現象が起こっているのか明示されていません。わたしは事前にネタを多少なりと仕入れてしまっていたので、なんとなく理解できますが、まったく知らない人間が見たときに、ちゃんとわかるものに仕上がっているのか、すこし心配になるところです。
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ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

ONE ~輝く季節へ~ True Stories EPISODE3

<ストーリー>
里村茜がたたずむ空き地を、無言で通り過ぎた浩平。彼はその後も、普段どおりの陽気さで日々をすごしていますが、ふとした拍子にひどくさびしげな表情を浮かべるようになります。

浩平の変化を、幼馴染み・長森瑞佳は、敏感に感じ取っていました。

そんなある日、浩平から強引なやりかたでデートに誘われた瑞佳は…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ONEシリーズ最終回です。心にしみるような作品でしたが、いちぶ手放しで褒めにくいところもあります。さきに、よくないところをあげようかと思います。

まず、設定がストーリー中ほとんど描かれていません。美しい言葉を使用したモノローグは詩的ではあるものの、具体性が皆無で、状況がよくわからないのです。この作品はエロゲーの原作が存在するため、そちらをしっていれば理解できるのかもしれませんが、アニメだけでそれを読み取るのは不可能だと思われます。

また、説明不足が悪いほうに作用し、オチが非常に唐突な感じがして、それまでの衝撃的な流れを台無しにしている感があります。正直なところ、四話構成にして、ラストの数分の部分を、二十分強ぐらいでドラマチックに描いてくれたら、とてつもなく感動的な作品になったのではと惜しくなるほどです。

さて、ここまで悪いところあげたので、つぎはよいところをあげます。絵・音楽とも美しく、とりわけ登場人物の表情はすばらしいものがありました。

とくに主人公の表情は、悲しみと寂しさがない交ぜになった感じで、日常シーンとのギャップもあり、じつに味わい深いものがあります。顔だけで心情を読み取らせるという意味では顔芸といってもよく、とてもクォリティが高いと思います。

そしてエロアニメとしての肝心のエロさですが、感動系の作品にしてはかなり実用性の高いことになっています。

とりわけ、はじめてのセックスのとき、主人公は病気で体がよわっている状態であるにもかかわらず、絆を求めて女の子を押し倒してしまうのですが、相手の女の子が『元気になってからしよ?』などと愛のあるセリフをいいます。もちろんそれでも強引にやられてしまうわけですが、こういう何気ないセリフまわしがリアリティを増すのです。

そして、処女(破瓜の血が表現されている)だった女の子が、やっている最中に普通に感じるようになってしまうというのも、即物的ではありますが、実用性に貢献しています。

とにかく、エロシーン全体に相手への愛が感じられ、エロいのに美しいと思えるすばらしい仕上がりでした。

作品全体としては、感情移入が必要な純愛系の作品なのに、ストーリーがわかりにくいという致命的な弱点があるため、微妙にオススメしにくいのが残念ですが、画面の美しさと詩的なモノローグ、音楽だけでも見る価値は十分だと思います。



※ネタバレ考察…作品の描写だけで読み取れる設定およびストーリーの考察をします。完全なネタバレをふくむので、気にするひとはこの下は読まないでください。



・主人公・折原浩平は幼少のある日、同年代の少女(長森瑞佳)から「えいえんはあるよ」という言葉を聞かされる。
・当時、深い絶望(設定を考えると、家族との死別かもしれない)に陥っていた浩平は、現実世界を見限り、永遠の世界という別世界へと移ることを決意してしまう(どのようにして世界を移動するかのメカニズムはまったく描写されていない)。
・そのご成長した浩平は、視覚障害者の先輩・川名みさきと恋仲になるが、ここに来て突然、永遠の世界へと向かうという決意が自動的に発動してしまう(なぜいきなり発動したのかは描写されていない。浩平はそのことに気づき、どうしようもない運命のように捉えながらも、抗う努力をしていた)。
・浩平は少しずつ永遠の世界の住人に近づいていく。その過程で、時間がたつにつれ、周囲の人間が浩平を忘れていってしまう。川名みさきが、そして二人目の恋人である同級生の少女・里村茜までもが、浩平との関係をわすれてしまう。
・だが、長森瑞佳だけは最後まで浩平のことを忘れることはなく、そのおかげでか、浩平は現実世界への帰還を果たす。
・永遠の世界への移動がはじまってから帰還まで、おそらく半年たらず(クリスマスすぎごろから翌年の六月まえ?)ぐらいと思われる。
・里村茜の大切なひと(城島司という名前の幼馴染み)が、かつて永遠の世界に行ったきり戻ってきていないので、このことは浩平の身の上だけに起こった超常現象ではなさそう。

ところで、この物語においては、よくあるゲームのようにパラレルワールド的にヒロインを攻略しているわけではなく、相手が忘れているとはいえ、主人公は数ヶ月のあいだに三人のヒロインと深い関係になります。最後に長森瑞佳とくっついてハッピーエンドという感じですが、帰還したときの描写を見ると、ほかのヒロインたちも浩平のことを思い出したはずです。彼女たちは、いったいなにを思うのでしょうか。
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奴隷市場 SLAVE 1 ~Bianca~

奴隷市場 SLAVE I ~Bianca~

<ストーリー>
牢獄を思わせる暗がりのなかで、女たちが虚ろな目をしています。饐えた匂いと薄汚れた襤褸を身に纏った彼女たちは、家畜のように売り買いされる性奴隷です。食物の残りに虫がたかる音にまじり、屋外からは女の悲鳴のような声も聞こえてきます。

それは、数人の女奴隷たちが品定めをされる声でした。客とおぼしきひとりの男が、奴隷商・パイトーンの見守るなか、女の秘部の味と反応を確かめているのです。

男が舌と唇をつかって女の無毛のそこを嬲りつづけうちに、女は身も世もなく鳴き声をあげて果て…(ゼロアニメーションより)

<感想>
ストーリー作りのお手本にしたいと思えるできのいいお話です。

ストーリー紹介で書いた部分はいわゆる前フリのようなもので、実際のお話はこの場面がおわってタイトルが出たあと、主人公・キャシアスとその親友・ファルコが登場してからになります。状況としては、キャシアスが仕事で異国の地を訪れ、ファルコがその案内人を買って出ているという感じでしょうか。

このあたり、さりげなく本編のストーリーラインとはべつに、シリーズ通してのなんらかの展開を予想させ、なかなかワクワクさせます。

背景などの絵は丁寧で、人物も絵柄に癖はあるもののおおむね美しく、目の保養になります。コンピュータグラフィックを駆使したエフェクト等は好き好きでもあるでしょうが、クォリティは高いと思います。

また、おそらくは近世ごろのコンスタンチノープルをモデルにしたと思われる舞台『帝都コンスタンティノバール』は、非常に雰囲気がある描写がなされています。

そして肝心のエロ度ですが、これはかなり高いと思います。ヒロインのビアンカは胸も大きく、かなり肉感的な肢体をしており、さらに主人公も顔に似あわず筋肉質なので、このふたりの絡みあいは美しくすらあります。

エロシーンにはちょっとした演出と伏線回収が仕込まれており、実用性が高いだけでなく衝撃的でもありました。これはなかなか興味深い!

全体として、単純にお話が面白く、実用性も十分にある秀作です。とくに創作を趣味とされるような方は見せ方の参考にもなるのではないかと思われます。普通に超オススメできますので、ぜひ見てみてください!

なお、虫や怪物などの気持ち悪いものも相応に丁寧に描写している部分があり、また内容に関しても流血を伴う暴力・殺人シーンが存在しますので、苦手な方はご注意ください。



<登場人物>
キャシアス・ジレ・パルヴィス…主人公。17世紀の地中海に存在するロンバルディア同盟中の一国、ヴェネツィア共和国の青年貴族。戦争を回避するために特命を受けてコンスタンティノバールに派遣されてきた。中背で中性的な外見なので碇シンジ的な大人しい男なのかと思ったら、意外と肉食系らしくやることをヤってくれます。

ファルコ…コンスタンティノバール在住のヴェネツィア人商人。キャシアスのために住居などを手配してくれたり、あるいは軍人であるキャシアスに違う生き方もあることを説くなど、口先だけでない親友キャラです。こういう骨太な作品には必要な視聴者のための解説キャラでもあります。

パイトーン…肥った奴隷商人。彼の管理する奴隷たちは見目は非常に麗しいのですが、あまり衛生的な環境にはありません(肌が汚れているし、饐えた体臭もあるようです)。にもかかわらず、奴隷の健康状態を確認するためにおまんこをベロベロじゅるじゅる舐める男にはなかなかガッツがあります。

ビアンカ・プッチーニ…本編のヒロイン。銀髪に赤い瞳をした女奴隷(19歳)。外見は背が低いことを除けばどこかの貴族の娘と言われても納得できるほどの美貌と豊満な肉体ながら、知恵遅れなのか精神薄弱なのか言動が異常に幼く、また主人公を「おにいたま」と勘違いしてしまっているようです。

カルガラ…フードのついたマントで身を隠し、全身を包帯でぐるぐる巻きにしている謎の男。見るからに薄気味悪く、怪物と形容するのにふさわしいおぞましさがあります。



※小癪…本来は強者が、実力のわりに善戦するうっとおしい雑魚を指して使う言葉のはずなのですが、この言葉を使ったものは大抵そのまま負けてしまうのはどうしたことでしょう。似たような言葉に猪口才もあります。
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奴隷市場 SLAVE 2 ~Cecilia~

奴隷市場 SLAVE 2 ~Cecilia~

<ストーリー>
サヴォイア公国の貧乏貴族の娘として、貧しくはあっても幸せにくらしていたセシリア。彼女は公国の王子ボーモンのお見合いの相手として城に呼ばれます。王子さま、いい人だったらいいな。そんな期待に胸を膨らませていた田舎の少女が向かったサヴォイア城は、地獄でした。

それから何年も経ったある日のこと。奴隷商パイトーンのもとに主人公・キャシアスが現れました。キャシアスにとっては奴隷市場 SLAVE 1 ~Bianca~の事件から、わずか二週間後のことです。彼はビアンカの代わりの奴隷を買い求めに現れたのでした。

じつはキャシアスは戦争を回避するための大使としての役割のほかに、万一それが不可能だった場合のスパイとしての顔も持っていたのです。キャシアス本人は、どちらかといえばビアンカの件がショックで新しい奴隷どころではなかったのですが、隠れ蓑として、女を家に囲っておく必要が生じてしまったのでした。

ところが、親友のファルコと女奴隷の品定めをしているなか、キャシアスは一人の金髪の女奴隷に目をとめます。その奴隷、セシリアは、おそらくは男全般に対する憎しみにも似た強い視線をキャシアスにぶつけ…(ゼロアニメーションより)

<感想>
クォリティは高いながら、極めて鬱度の高い作品です。これは厳しい!

ストーリーの最初のほうで、断片的にヒロイン・セシリアの凄惨な過去が明かされます。それだけでもかなりキツイものがありますが、おどろいたことにこれがまだ序の口でした。まさかここまで遠慮もなく誰も幸せにならない(最終的にマイナス10がマイナス3ぐらいに持ち直しますが、あくまで不幸中の幸いレベルです)展開になろうとは。

とくに終盤、主人公がある理由から暴走を始め、さらにえぐいことが起こるという怒涛の展開は、描写の丁寧さやそれまでとのギャップ、効果音などもあいまって非常に強烈な印象を受けました。ネタバレになるので書きませんが、クライマックスの拷問シーンは、ほんの短いものながらわたしが見たエロアニメの拷問のなかでも三本の指に入るのではと思えるぐらいです。

話の出来自体はいいものの、わたしはこれを万人にオススメすることはできません。ただ、ゼロアニメーションではこの奴隷市場シリーズは三本全部同じファイルなので、どうしたものかなあという感じです。

いちおう、繰り返しますがクォリティ自体は本当に素晴らしいものがあります。キャラクターデザインは好みがわかれそうですが、背景などは美しく、また人物の動きは非常に丁寧です。エロ度に関しても、キスをするときに舌から先に出すというような細かい部分でいい仕事をしています。あくまでも鬱度だけでオススメできないということです。

なお、鬱度とは別に、この作品には失禁および(おそらくは)浣腸描写が存在します。すなわち茶黒い固形物がきちんと描写されているのでご注意ください。



※丁寧…冒頭ちかく、ファルコが反応を調べるためにモブの女奴隷を悶絶させる展開があります。その後キャシアスがセシリアに気をとられ、その女奴隷は放置されてしまうのですが、すこしして、主人公たちの後ろでその女奴隷が係りのもの(?)に運ばれていくところが描かれています。こういう細かいところが大事なのです。

※拷問…グロ好きでもこれが好きな人はかなり少ないのではないでしょうか。そういうのとは違う種類の嫌な拷問です。かのマーモ帝国の黒騎士・アシュラムが若いころに徒党を組んで街娼にこの種の拷問をしてまわったそうですが、彼にしたってせいぜい刃物をつかうぐらいでこんな後遺症がのこるえぐいやり方はしていませんでした。ひどいです。マジキチです。「おい?おい……おいっ、なにをするやめろ!」とリアルで言いたくなるような仕打ちでした。

※ぬいぐるみ…作中に小道具として登場するウサギ(?)のぬいぐるみ。魔法少女まどか☆マギカのきゅうべえとデザインがそっくりです。いちおう、発表の時系列でいうときゅうべえのほうが後です。まあありがちなデザインではありますが、今後このようなデザインのキャラを発表したらきゅうべえのパクリ扱いされてしまうんだろうなあと思う次第です。あちらのほうが有名なので、よく知らない人ならこのぬいぐるみもパクリと勘違いするかもしれませんね。



<登場人物>
フローラ…名前しか出てこない重要キャラ。ちょっと調べたところ、原作ゲームではさらに重要なキャラのようですが、カットされています。話のまとまりがよくなっているので、これは優れた決断といえるでしょう。

ドラクア…ふたりしかいない傭兵団「火吹き竜」の団長。白目がちで目つきが悪いのにしゃべり方が馴れ馴れしく、いい人か悪い人か判断がつきにくいです。この人役の声優さん、下手とは言いませんが発音が妙な感じです。火吹き竜が「フィフティーユ」と聞こえたり、サヴォイアがサバイアに聞こえたりして、名前を確認するのに苦労しました。

ルカ…ふたりしかいない傭兵団「火吹き竜」の副官。最初女に見えましたし声も女性声優ですが、いちおう男のようです。でもそのわりに戦い方が…。というかキャシアスもそうですがこの作品の小柄美形男は妙に女っぽくてホモ臭いです。

ボージェット…サヴォイア野郎。サヴォイア公国の大使のようです。サヴォイアはロンバルディア同盟の加盟国なので、ということはキャシアスの仲間のはずですが、こんなことをやっていていいのでしょうか。
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